>>169
「人が花として生きるなら、私は土として決して目立ちはしないけど、永遠にみんなを力強く守る存在でありたい。例え花が散ってもそれは私と同じになる。だからこそ、哀れでありながらも一生懸命に咲く花を惨めだとは思わない」
そして本の文字をなぞる。
すると本は青く光り出した。
「私は人間の、花の儚さ…好きだけどなぁ」
そう俯きながら呟くと、バッと顔を上げ、
手を前に出し、下記。
「放て!『ライトアロー・セクセーション』‼」
そう叫ぶと、無数の魔法陣が現れる。
イリアを囲むような形になり、一斉に放たれる。