>>71
大声で走って来る若い男と大きな獣を見て、
彼は、ニヤリと笑った───。
すると刹那、彼は鉄塔から勢い良く飛び降りる。
その落下の速度と自身の全体重を乗せ、
両足から真っ直ぐ獣の上に落ちるッ!!!
そして──「オゥラァッ!!!」[ズドォォンッ!!!]
獣は、死ぬまでは行かずとも、完全に気絶。
地面にも若干の凹み。しかし、彼は無事だった。
「さて……今日は夕食にこれでも食うかね……。
あっと、アンタ。追われてたみてェだが、無事か?」
気が付いた様に、若い男に声を掛ける。
もしかしたらその男を驚かせてしまったかと、
彼は申し訳なさそうに頭を掻いた───。
【大丈夫です。こちらこそ宜しくどうぞ。】
>>72 スモッグ様
……え、えっと…ありがとうございます……!
ごめんなさい……少し、腰抜けて……
( 逃げ惑っていると突然大きな音と共に目の前の獣が倒れ、過去の奴隷生活のせいで大きな音がトラウマだった為驚いたのかその場で座り込んでしまい。
暫くして音が止み閉じていた目を薄らと開くと、目の前には初めて見る男の姿があり、優しそうにそう言葉をかけてくれた所からこの人が助けてくれたのかと確信し座ったまま控え目な笑顔で上記 )