「いや、なんでもない」
心配そうにするノクトに今まで通り接する。
そして向こうから来た女の人を見つめる。知り合いにいたっけと考える、が思いつかない。
「…はじめまして。入居者じゃ…ないよね」
記憶にないため、挨拶をするが一応確認を取る。
>>80 葡萄様
あの……御手数ですが今の時間を教えて欲しいのですが………
それと空紅荘は此処からどれくらいの距離に……すみませんでした口を慎みます
( さっきまで高く上がっていた月がもうかなり傾いていて朝になるのではないかと不安に思ったのか、めちゃくちゃ申し訳なさそうに問いかける。どうやら目的地に行く前に戻ってしまうと厄介らしい。 )