>>138
(ひっくり返った宙に浮いている、マングローブの森 どこまでも広がる黒紫の空に
そこから然程離れていない場所ではこれまた宙に浮く巨大な岩が散り散りに存在している
ある岩は大きな山になっており、周囲を鰐のアギトを持つ翼竜の群れが旋回し、時折
トカゲや虫のような形の生物を捕らえて食べている
小さな岩には苔が生え、それを食べるトカゲを中心に生物が活動している…
ピカの小さく、生物の流れと切り離された神殿世界と比べると
ここは大規模で、生物の流れが存在していた)
『 マニ いる? みえる ?』
(そんな中で、一つの岩の上に乗って マニに呼び掛ける光の化身)
「…あ、うん……」
初めて見る世界を見渡す。
声をかけられ、返事はして。