>>48 ヘイネさん
「…ふ、それもそっか」
左首を蹴り上げたヘイネを見ては流石ぁ、なんて呟き。
加勢するとでも言うように構える。頼りになる〜、と言い、
先ほどまでの様子はどこへ。へらっと笑っては構えて。
>>49 副隊長殿
(確実な一撃を貰い、頭の中が穏やかでは無くなった大蛇を前に…)
「さーて、野生ってのはまず不利を認めさせることからでありますな」
(…っても、どうすりゃいいのやら)
(怒る大蛇の三本首が次々と襲いかかれば、羽根の様に舞う竜狩りは
木から木へと華麗に避ける、横へ構えられた長槍は無防備な横腹に一閃を…)
「っだっ…切り傷一つ付けるのも一苦労でありますなっ!?」
(さして大きくもない傷を残すだけに終わった
元々貫きを想定して作られた槍とは言えど、竜狩りの一撃を
大蛇の表皮は極めて滑らかに受け流し、衝撃の大半を押し殺したのだ)
右首が姿勢の崩れた竜狩りを追う
(空いた手を地面に、両足の跳躍に右手を加えて飛距離を伸ばし若干体勢を
崩しながらも大きく距離を取って副隊長の隣に移動する事で右首から逃れた)
「…ちぃっとばかし、半端に傷をつけるにはしんどいであります」
怒り心頭の大蛇は体ごと人間達の方へ向き直る