……おはよ、教室に入ってきたら唐突に寝てたもんでビックリしたよ。頭とか、痛くないの?
( まるで泥のように眠っていた女子相手だからかいつもより幾分か態度は柔らかで、それでもやはり掛けている声色は氷みたく冷たい。投げやり気味に心配する言葉を言っている風に思えるのは、ひとえに今の彼女が焦りに焦っているからだろうか。早くあの子を見つけなければ。自分と一緒に入学して幸せな学園生活を仲間達と送ろうと約束していたのだから。こんな状況で離ればなれになるなんて厭。…そんなことを考えながらゆっくりと先ほど目覚めた彼女ににじり寄っていき、淡々とこう述べる )
瞳の充血はなし、肌色も悪くはなさそう。
>>588/八咫野