似合うとは…思うよ。硝子細工とかさ
( 今まであんな趣味あるって言ってたのに普通っぽいじゃんと数分程度前に起こった彼との思い出を振り返る。終わりが抜け取られた絵本のように目まぐるしく変わっていく表情にも、やっぱりこんな人は初めてだ、と予測不可能な未来に惹き付けられていることを隠すように胸に手を当てればやや堅い印象を与える微妙を浮かべれば、曖昧に返し自身の知っている限りの綺麗なものを上げ。イルミネーションとかも綺麗だと思うけど、彼は冬街中に出るのか? )
割れそうだけど…
( 顔から血の気が引くような想いの中、ダーツの矢が射抜けば瞬時ヒビが入って割れてしまうであろうビー玉のイメージを膨らませ。案外綺麗かも。いやいやそれでもと脳内で一人質疑応答していれば )
>>641 瑠璃川ちゃん
硝子細工。綺麗でしょうねェ、あのすぐに割れちゃいそうな儚さとか好きですよ
( 美しい物を愛でるというのは人類史の中で一番魅力的な文化だとは思いませんか、と蕩けそうなぬるり、と蝕むような小気味の悪い声で彼に問い掛けては、昔は彩り豊かに人々の瞳を喜ばせていたけれど、段々と萎びて枯れていく花弁のように移り変わる自らの感情に対して一方的に感傷しては、哀しげに眉を下げて唇をすぼませる。イルミネーションとかも綺麗じゃないのか、と素朴な疑問を投げ掛けてきた彼に後引くようなねっとりとした雰囲気でんでも綺麗じゃないのもありますからねえ、とさりげなく嫌味を織り交ぜて )
ずぅっと俺は休み時間は絵を描いてました。からかわれましたけどいちいち気にしてません。
( 延々と自問自答を繰り返し想像を続けている彼にこんな崩壊しかけのクラスで自分がどう過ごしていたかを求められているワケでもないのに口にしては )
>>642/虚凜クン