……雨、。まったく、掃除が面倒臭くなるじゃありませんか。
( 無愛想なぶすっとした表情のまま、小雨の降る窓の外を眺めること早三分。柄にもなくムーディーな気分になっていた先程までの自分を思い出しうげと顔を顰め上記をぽつりと呟く。とっとと忘れてしまおうと感傷一匙込めることなくゴミを掃いてはチリ取りに纏めていき、白一色のポリ袋の中にへとその全てをぱっぱっと払い入れる。さぁてと、そろそろお客さんが増え始める頃だろうか。常連さんに出逢えるのをまだかまだかと心待ちにしながら。でも流石にこの薄汚れた作業服のままお客さんの元に出ていく訳にもいかないので、一旦部屋に戻ってから。…と踵を返した矢先、視界の先に佇む見知った顔を見、驚いた拍子につるりとフローリングの床に足を滑らせそのまま暗転、どーんと派手にずっこけてしまう。 )
い、いったぁい…
( / 遅ればせながら初回投下です〜〜、絡んでいただけますと幸いです )
いえいえ、大丈夫ですよ
(青年の言葉に笑顔──本人は笑顔のつもりだが、周りから見たら少し口角が上がったか否かというくらい──で応える。青年がカップを持ち上げるのを見ながら、これからの打ち合わせに参加できる従業員は誰かと考える。客の数は少ないが、従業員全員が出てしまってもダメだろう。少し考えた結果、)
場所は何処でも...
打ち合わせ、何人か参加した方がいいですよね
梨々香ちゃん呼んできます
>>28 明智さん
【絡ませていただきます!】
梨々香ちゃ......わっ、ごめん...大丈夫?
(従業員の一人を呼びに外に出ると、目の前で派手にこけられた。慌てて駆け寄って声をかける。エプロンを外したためあらわになった大きな金のドクロマークがついた真っ赤なTシャツにでも驚いたのだろうか...。頭は打ってないようだし、大丈夫だろうと思い、用件を伝える。)
打ち合わせするから呼びにきたんだけど...
>>29 梨々香ちゃん