>>32 エウ、マリア
あっ、おい、誰が謝るかよ、このチビ!返せ……
(身を乗り出しながら一生懸命取り返そうとするが、ヒョイヒョイとかわされる。イライラしながらいい加減にしろよ、お前。と軽く蹴りつけようとした所、クロワッサンを差し出され)
……ありがと。
(突然の仲裁に驚きつつ、恥ずかしそうにひったくるようにパンを奪い、そそくさと席につく。ん、と礼のつもりなのか、クロワッサンを半分ちぎりマリアに差し出しながら)
( 今日は朝からいい気分だった。ウザったい二人遅刻していたし、誰からも邪魔されることのない朝を過ごせたというのに、鼻歌でも歌い出しそうなほど機嫌良く食堂に入ればこのザマだ。あちこちで大した肝もないような輩どもが言い争いを起こしチビと高飛車はくだらないことで動き回っている。保護者はどうしたんだ、と思い辺りを見渡しても姿を見かけないあたり、またどこかで道草でも食ってんだろう。こんな状態を神が見れば涙を流すと思い仲裁に入ればクロワッサンを渡される。…それでも、と手を伸ばしそれを受け取れば )
…ありがとうございます、エリカさん。
( 慈愛の笑みを浮かべながら、カルエにでも寄こすか、と処理の仕方を考えた。 )
>>33 エリカさん