>>117
「聖なる炎が世界を包む。一瞬にして全てを焦土とかしながら
紅の風、紅の光、紅のモノたち、大地に現れし刻
罪人は罪故に焼き尽くされる……
有象無象の区別なく……
飛竜のように美しく天空を舞い、飛竜のように消えなさい!」
シュガーリアはシュガーリアの意思のみに従う生ける炎を発生させ、同じく火属性の魔法である炎界を逆に押し返した
「だったら……そうだな、こうしよう。」
(重ねられた3つの魔術の型へ、男は更に、
『暴風雨』と『轟雷』を重ね合わせる。
それは、最早1つの災害の様相を呈していた。)
「これくらいなら、力の均衡は保たれよう。
もっとも、こんなにも魔術を重ね掛けるのは、
数十年来の大作業だがな……。」