・・・・・実はハンターは、その日子供を連れてきていたのです・・・・・でも、狼の目線からでは子供は草むらに隠れて見えずに、父親のハンターしか見えなかったのです、父親が狼に気づかずに背を向けた瞬間に飛びかかった狼は、高く飛んだ時に初めて子供に気づいたのですが、もう手遅れでした・・・・・子供は狼の爪が運悪く首の頚動脈に当たってしまい、血が溢れ出して止まりませんでした・・・・・狼は結局、不本意でありながらも、自分が人間にされたことを、自ら人間にしてしまったのです・・・・・その日以来、その山で人が襲われることも、狼が姿を現すこともありませんでした・・・・・
(そう言うと「ですが、狼は心のどこかで思ったんです、もしかしたら自分はひよこを守る親代わりになれるんじゃないかと、またやり直せるんじゃないかと・・・・・」と、雲行きが怪しくなっていた物語が、いい方向へと進み始める・・・・・)
〉〉叶さん
・・・・・アンタだってわかっているでしょ、できることで何とかなるような問題なら、誰だってそうしている・・・・・もしなんとか成るんだったら、自殺未遂で生き残った人間が苦労することはない・・・・・
(そう言うと、そのまま立ち上がって、叶の隣に立ち、朋を見ながら「・・・・・首吊り自殺で生き残った人間は、大体半身不随に陥る・・・・・下半身が、まったく動かなくなる・・・・・この子も起きてさっきの痛みも和らいだら気づくでしょうね、自分の体の異変に・・・・・」と言い)
叶さん
…、
( またやり直せるだろう、そう思ってはみるが、この話はどうなのだろうか。なんだか希望が見えた気はするが、その先にあるのはまた絶望な気がして。誰に対しても、世界がその人にとって優しくあってほしいが…。 )
>>83 ゆぅチャン
( 隣に立つヴィスキィを見上げたその目は、どうすればいいの、と縋るような目で。自分でもそれに気づいたのか、ハッとした表情浮かべると両頬を手でバチン、と叩いて。なんだかこのゲームが始まってから自分が自分じゃないような心地がして。人の生死が関わっているからか。そのまま両手で頬をぐりぐりとすると、いつものようににぱーっと笑顔を作り始めて逃げるように。)
ゆぅチャンが目覚メるマデ待ちましょウ。そレかラでも遅くナイです、!
>>83 ヴィスチャン
わーい、ありがとうございマス!スグ起きますから…、ネ、…!
( 彼の表情には気付かに、ほんの少し嬉しそうにぴょんぴょん、と跳ねてはベットへ。スグ起きる、そう言いながら片手をベットに置いた瞬間、包み込むような心地良い感触に動きを止めて。それからの表情は真剣そのもので横たわるだけなのに動きも慎重。いざ横になると、すぐさま落下するような感覚に包まれて眠ってしまい。ビクッとしては目が覚めるも体を起こせずまたすやり。また目が覚めてはを繰り返していたが。 )
わ、ぁぁ。これ、…。…、これすご……。
>>84 ライカクン