紫
「…………!?」
紫はこれまでの経験上、陰陽玉に触れたものはは多かれ少なかれ反発される。
特に、今霊夢の手に渡したものは初代博麗の巫女が自身の力を引き出すための媒体として作り、使っていたためであり、適正が無ければその力を使うことが出来ず、あの先代巫女でさえもあまり使えなかった……
だが、霊夢は陰陽玉を手にしても一切反発も弾かれもせず、平然と手に持っている事を見て思わず紫の表情に驚愕が見えるようになる。
ちょ、ちょっと・・・・・何よいきなり表情変えたりして・・・・・一体何だっていうのよ・・・・・?
(今までずっと表情を変えずにいた紫が、明らかに動揺・・・・・いや、それ以上の反応をしたことで、陰陽玉を持っているのがなんだか怖くなってきたらしく、そのまま「何だかよくわからないけど、これ返すわ・・・・・」と言い、そのまま紫に陰陽玉をゆっくりと差し出して・・・・・)
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