紫
「博麗の巫女と言う幻想郷の核となるものが何度も代替わりを短期間に繰り返していてはこの幻想郷に住まう者達に不必要な警戒と不安を抱かせてしまう……」
これまでの博麗の巫女達は一人で居る事が多く、そのため人々の前に姿を現さなくても誰にも気付かれる事は無かった。
博麗の巫女は強い存在であると思われている方が幻想郷に住まう者達に安心感を与える事から紫は敢えて人目に触れることなく死亡した巫女を、表向きには語られる巫女の数から除いていたと言う。
紫
「表向きに語られる13人の巫女達はそれぞれが十年以上生きられた者達で、残る50人は皆、巫女になって数週間から数ヵ月で"殺害"されたからよ……」
紫は50人もの巫女達が人目に付くことも無く"殺害"されてしまっていた事を教える。つまり、博麗の巫女はその立場から長く生き続けられる者は少なく、その大半が巫女となって早々に経験を詰む前に殺害されてしまっていたのだと言う。
・・・・・は・・・・・?殺された・・・・・?何よそれ・・・・・誰がやったのよ・・・・・
(紫の言葉を聞き、霊夢は目を大きく見開いて驚く・・・・・
数十名もの表向きには明かされない博麗の巫女が、何者かに殺害されたことも衝撃だが、そもそも誰が一体何の目的で博麗の巫女にそこまでのことをするのかが一番肝心で・・・・・)
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