「おはよー」
(寝起きで目をこすり、寝癖がついたままでポツリ。ずっとこすっていたせいか、右目は赤く腫れている。それでも止めるような友人はいないため、自分の席についてもそれを気にするようなことはない。ふわぁ、と大きな欠伸をしながら机に顔をペタリとつける。ああ、世界は平和だ。だからつまらない。なんてことが昨夜夜更かしをしながら読んでいた本に書いてあったなぁと思い出し、鞄に入っているその本をゆっくりと取り出す。)
「...どのページだっけ...?」
(パラパラとページをめくっても見つからない、しおりを挟んでいたところにもない。まるで自分が思いついたようなどうでもいい話のように思えてきてしまった。そんなことはないはず、と思ってめくって見ても、ゆっくりと1文字1文字に目を通しても、やはり見つからない。困った、と首を捻り本を閉じる。面倒臭くなって本をしまうと丁度誰かがやってきたようで。)
「おはよー」
(と、声をかけてみる。)
( /炉留練習させてください…!>>3に絡む形で参加しますね )
…うん、おはよ〜!
( なんだか今日は眠いなぁ。くあ、と欠伸をひとつ、それから軽く目を擦りながら空いている手で がらり、教室の戸を開けて。あ、今日眠いのは私だけじゃないんだなぁ。呑気にそう思ったのは、教室にいる人数がいつもより少なかったからだ。いつもと変わらず、同じような速度で、同じ道を通って自分の席へ着く。…と、思っていたのだけれど、今日は少し違ったよう。なんと、挨拶を貰えたのだ。私に言ったのかな、と少し不安になって周りを見回す。自分と同じタイミングでここに来た人がいないことを確認すると、にぱーっと人懐っこい笑みを浮かべて挨拶を。なんだか、心做し相手の右目が赤いような…。自らの右目を指差し、それから相手の右目を小さく指さしては小さく首を傾げて。)
え〜っと、大丈夫?右目がとっても赤いよ〜?