「関係ですか。まぁなんとも形容し難いですが、
[パートナー]という表現が良いのではないかと。」
『うん、そうかも。そもそも私達2人は、
出逢うまでに辿った道も、力を手にした経緯も、
全く、違う。私達、違う世界から来たの。』
(そう説明しながら、お互いの素性について、
語れる範囲で姫宮に語り聞かせようと試みる。)
「私は元々、[太陽の存在しない世界]に居ました。
人工的な光が常に灯る魔法都市。そんな所です。
今は多くは語れませんが、いずれの日には。」
『私は、[国と国が争い続ける世界]から来た。
3つの国が、酷い争いをずっと、ずっと続けてる。
私は、魔族と人間のハーフ。いわゆる、魔人。
どの国からも疎まれて、見捨てられ、迫害された。
だから、1人でも生き抜くために、力を欲して、
世界の果てにある[常闇の祠]の扉を開けた。』
「アリーはその祠の中で闇の力に気に入られて、
その身体の内へ、闇の力を宿す事になると共に、
魔族の父の薦めで、この世界へ来たそうです。」
(俯き気になるアリーを見て、すかさずノワールが
説明を取り次ぎ、アリアナの背中を撫でた。
それにアリアナは、力のない笑顔で返した。)
>>56 姫宮
…… 不躾な質問をしてしまいましたね 。申し訳ありません
( 申し訳なさそうに眉を下げては口を噤む。言い難いことを言わせてしまった。そう反省すると共に、どうにかフォローを入れようとして。俯き気なアリアナに対し、控えめに笑って見せては。)
御辛かったでしょう 。でも 、若しかしたらそれもお二人が出会う為の運命だったかもしれませんね
>>57 アリアナさん 、ノワールさん 、