>>62 ▽ ダンデライオンさん
えっ…、と。トリコロールが目印の、パン屋さんに行きたくて、
( また彼との距離が縮まったからか、改めて問い掛けられたからか。少し驚いたように一度ぱちくり、目を瞬かせて。早く答えなきゃ、早く。慣れない会話と雰囲気、それから焦りで余計言葉が出ず、金魚のように口をぱくぱくと。それからたどたどしくも一生懸命に、目的の場所を伝えて。もしかして案内してもらえるのかしら?でも、彼は隣国の方…、知らない可能性の方が高いわよね。ちょっぴり心配というか…、彼を困らせてしまわないか気になるらしい。そんな気持ちを抱きながら、無意識にほんの少し首を傾げて彼を見る。それから唇に手を添え、俯き加減で僅かに眉を顰めたのはハッキリできない自分に不安を感じたから。もやもやと必要以上に浮かんでくることを忘れるため、ふるふると小さく首を振る。それから顔を上げ、両手は祈るようにして胸元へ。きりり、と効果音が付きそうな彼女なりの真剣な表情でずい、と彼に近付けば下記述べ。久々に誰かとお話出来たのが余程嬉しいらしい )
もしご存知なのであれば…いえ、ご存知なかったとしても、貴重なお時間をいただいたんですもの。なにかお礼をさせてくださいね