( / 初回投下失礼いたします!皆様よろしくお願いいたします〜! )
>>ALLさま!
う、うぅ……何でよりによってここにしか出店されてないお店にお使いを頼むのよ先輩ったら。もし反乱軍にでも会ったら、目をつけられちゃうかも……
( コツリコツリ、と怯えたような足音をならす。彼女が顔を顰めながら肩を上げびくびくとしているのは、今いる地が魔術師達の隔離されたリヴァループ広領だからである。もし自分が王国に仕えるメイドだとわかれば襲ってくる反乱軍がいるかもしれない…なんて思うとお使いを頼まれた時から胃がズキズキしてどうにかなりそう。品のあるメイド服の上からフードのついたケープを纏い、顔が見えないくらいまでしっかり深く被っている。本人はせめてバレづらいように、なんて思って着てきたけど側から見ると怪しい人間。…元々不運体質な上に、深く被ったフード、極め付けはお使い内容の書かれたメモを凝視し過ぎたことによる注意力不足。足元に丁度よく居た石に気づかずバランスを崩した時にはもう遅い。「ひえぇ!?」なんて情けない悲鳴を上げながら前方に体制を崩してしまい、今まさに転びそう、なんて状況で。 )
【失礼つかまつる\(˙꒳˙ )/】
(公領の中でも、商店で人が賑わう通りの中。
黒い軽装鎧を纏う男は密かに目を光らせていた。
それは騎士団の団長からの直々の命により、
催し事が近い故、普段より一層賑わう此処で
揉め事が起きない様見張るという物だった。)
「何も起きない事……それが最善だろうが、
こうも何も無いとやはり……ん、アレは。」
(目に飛び込んできたのは1人の不審者。
挙動からありありと伝わってくるその怯え。
ため息をつきながら引っ捕まえようと歩くが、
不審者が石に足を取られ転びかけるのと
男がローブの掴むタイミングが偶然に噛み合い、
不審者を助ける形になる。そして同時に、
その素っ頓狂な悲鳴で、正体を察してしまう。)
「ハァ……いい加減その不憫さ加減は
どうにかならないものなのか……クロエよ。」
(右手で掴んだその見知った顔の女を、
猫さながらに持ち上げながら横目に見る。)
>>86 クロエ
【 ああっ、申し訳ありません!>>103は>>86のクロエちゃん宛です…! 】