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狼谷
「白い髪の女……化物……
……まさか"金鵄"が来たのか?」
白い髪の女、そして化物じみた力と聞いた瞬間、狼谷の顔が固まり、数多いる八咫烏の異能者……いや、全ての異能者の中でも最強の力を持った存在である金鵄が襲来して来たのかと問い返す。
才能がある者しかスカウトされない"八咫烏"
その中でも天才しか成ることの出来ない"十二鴉"
その更に上に君臨する無敵の"三羽鴉"
そして……それら全てを合わせた以上の力を持つ"金鵄"
そんな一介の異能者だけでは対抗のしようがないと言える異次元の力を持った金鵄が取引現場に現れたのだと知ると、八咫烏が本格的に動き出す前触れだと感じている……
桜空「はぁ・・・・・はぁ・・・・・俺は、奴らについてはあまり、詳しくはねぇが・・・・・その・・・・・肩書きっていうのか・・・・・?名前からして、ボスみてぇだな・・・・・多分、そいつだ・・・・・」
(息を切らしながら、戦いの傷を癒すべく、この本拠地に設置してある今現在における医療技術の結晶とも言える治療マシンへとゆっくりと足を引きずりながら歩いてゆく・・・・・
一部、骨が見えるほどに皮膚が避けてしまっていることから、氷華の氷を用いた攻撃を受けていることがわかる・・・・・)
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