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狼谷
「………人違いだな。」
畳み掛けるように自分の素性について話したボスの言葉を聞いて、困惑するものの、それを声や様子に出すことはなく、何時も通りに気怠そうに言葉を返すと、何も言わず即座に電話を切る。
狼谷
「おまッ……!俺の事を話したのか!?」
スパイは決して情報を残さないようにしなければならない。
素性がバレたスパイはもはや何の価値も無くなるからだ。故に状況によってはこの時点でファーストへの協力を辞めなければならない……
桜空「いや、ボスはいつの間にか知っていてな・・・・・どこで知ったのかは正直わからねぇけど、「協力してくれるならスパイでもなんでもいい、彼が過ごしやすいような組織にするように尽力しなさい」って言われたんだ・・・・・」
(ボスからは、狼谷がたとえスパイであろうと、スパイとして過ごしやすいような組織にするように尽力しなさいと言われたということを言うと「まぁ、俺はボスから言われなくても、お前がスパイ任務をやりやすく、過ごしやすいようにできる組織にするつもりではあるがな・・・・・幻滅したか?」と言う・・・・・)
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