桜空「・・・・・前任を瞬殺・・・・・」
(八咫烏という組織の長である以上、能力もそれ相応に強いものだろうと考えると、それを瞬殺ということは、単純に氷を操る系の能力だとしても、ただ単に操るだけが強さであるとも思えない・・・・・
氷を操るという能力と、悪というものへの憎悪が、氷華の強さをより引き立てるのだろうか・・・・・
いずれにしても、氷華以外にもやばい能力者がごろごろいる八咫烏相手に戦うとなると、死を覚悟するしかない・・・・・)
>>193
狼谷
「だが俺達にも勝ち目が無い訳じゃない……ここで出てくるのが"コレ"だ。ここに八咫烏の武器製造工場の地図が書いてある。この工場を潰して武器を抑え、反八咫烏の組織に配り、ゲリラ戦に持ち込めば八咫烏はそいつらの対応に追われ、致命的な隙を見せるだろう。
それが出来るのはお前だけだ。」
狼谷は真正面から戦っても勝てない事から、自分達が勝機を見付けるには、ゲリラ戦に持ち込み、長期的な戦闘の果てに八咫烏を疲弊させ、隙を作るしかないと言う。八咫烏にも無能力者がいて、その者達が使うための武器……これを奪えば長期的なゲリラ戦も充分に可能なだけの武器を手に入れることが出来るだろう。
だが、八咫烏も馬鹿ではない……それを見越して厳重な警備体制を敷いていると思われる事から、空間移動をする事が出来る桜空しかこの計画を現実にする事は出来ないと言う。