【〜回想〜】
夕渚「さーてとっ!帰って漫画でも読ーもぉっと!」
(下校時間、家に帰って好きな漫画を読もうと意気込む少女が一人
彼女の名前は、佐藤夕渚、超がつくほどの騙されやすいド天然娘である)
金髪男「ねぇねぇそこのかわい子ちゃん!ちょっとこっち来なよ〜!」
サングラス男「面白いもの見せてあげるからさ♪」
夕渚「面白いもの・・・・・?」
(普通、こんなあからさまに怪しく、見るからにチンピラな男二人からいいものを見せてあげるからおいでよと言われてのこのこ着いていくなんてことは、小学生でもしないが
「気になります気になります!どんなものですかぁー?」
残念ながら、夕渚には通用してしまった)
氷華
「………あれは?」
日本のチャイナタウンの一角を支配していた華橋マフィアの殲滅を終え、帰路に着こうと人目を避けて路地裏を歩いていたところ、夕渚がチンピラに言い寄られている様子を見て、不審を抱いた氷華は足音と気配を隠して三人を伺い始める。