>>356
霞鴉
「あれ、今の話を聞いていなかったのかい?
金鵄は悪を決して許さない……すべての悪を葬るためにこの国に地獄を作る、聞く耳も持たないだろうね。」
霞鴉は情報提供や戦力の貸し出しによる協力を拒んだその根本の理由である氷華が悪を決して赦さず、悪を滅ぼすために地獄を作ろうとしている事から、いかなる条件を提示したとしても聞く耳さえ持つことはないだろうと言うことを教える。
霞鴉
「それに……今ボクが話したことも全て嘘だとしたら……君はどう思う?」
だが、この発言も霞鴉による嘘である可能性についても伝える。また、地獄を作ると言っても、その具体的な内容はまともに伝えられておらず、伝えられている情報そのものが嘘であった場合、どうするのかと問いかける……それはまるで霞みの中にいるかのように真偽が定かではない……
霞鴉が真実を話しているか……それとも最初から隅影を翻弄し、ボロを出させるために乗っているだけなのか……それを確かめる術は無い……
隅影「さぁ、どうだろうな・・・・・?」
(隅影自身は、相手が嘘を言っていようが事実を言っていようが、正直そこはどうでもいい・・・・・
大事なのは、常に自分が有益であるかどうか・・・・・
それに、最初から相手からなにか聞き出そうとするつもりはない・・・・・)
桜空「っ・・・・・!やめろぉっ・・・・・!」
(桜空は幼いながらも確かに姉から教わった正義をせめてでも貫こうとしてか、まともに抵抗できない状態な為相手が物凄く怖いがやめろと叫ぶ・・・・・
桜空は、神宮を睨みつける・・・・・
その目には、相手とは正反対の正義の意思が宿っているが、無力でしかない・・・・・)
>>358