>>373(桜空)
薫
「良かった……!ちゃんとあの子も助けるわ。
さ、一人でも立てる?」
桜空が生きていた事に安堵すると、今度は通路で倒れている少年の元へ駆け寄り、意識を失っている少年を抱え、桜空に立てるかどうかを聞く。もし一人で立てないようなら、意識を失った子を先に医務室に運んだ後、再び戻ってきて桜空も医務室まで抱えて行くつもりだ。
ガゴッ・・・・・!
(突然相手の背後から、何者かが頭部をパイプのようなもので殴りつける・・・・・
「念の為にと潜伏しておいて正解だったぜ・・・・・」
ファーストの長、桜空は隅影から何かあった際に助力するように予め言われていたのか、念の為に潜伏しておいて正解だったと答え奇襲を仕掛けたのだ・・・・・)
桜空「・・・・・むり・・・・・かも・・・・・」
(そう言うと、桜空は壁にもたれ掛かって不規則な呼吸をする・・・・・
だが「僕・・・・・待てるから・・・・・その子、を助け、て・・・・・」と、涙ながらに訴える・・・・・
心が罪悪感で締め付けられそうだった・・・・・)
>>374