桜空(幼少期)「・・・・・せ、せんせぇ・・・・・」
(いきなり暴行を受けた恐怖を思い出してしまった直後に、相手の微笑みを見ると安心感からか、じんわりと涙を浮かべる・・・・・
正直、わけもわからないまま殴られたことが夢であってもらいたいが、全身に未だ走るその痛みが、現実であるということを証明している・・・・・)
紀「解散前に一つ・・・・・」
(そう言うと「あなた、どうしてあの男にそこまで熱心になれるのです?年齢的にも人生経験的にもまだ未熟者なリーダーの肩書きだけ持つガキなんて、見逃しておいた方が楽だというのに・・・・・」と、まだ子供な桜空一人捕らわれたところで見逃しておけば面倒事に巻き込まれずに済むのにそこまでするのは何故なのかを問いかける)
>>437
>>438(回想)
薫
「どうしたの?痛いところがあるのなら教えて……?」
神宮に振るわれた暴力の記憶や、体の痛みから薫の笑みを見て安心して涙を流した桜空を優しく抱き締めると、優しく何処か痛いところがあったら教えて欲しいと言って彼が安らげるようにしようとする。
>>438(回想)
狼谷
「ん?いきなりどうしたんだ?
お前は他人の意見や考えを気にするような性格だったか?」
狼谷は突然自分がどうして桜空のために動けるのかと言うことを聞かれると、思わず動きが固まり、少し困惑する……何故なら紀は自分の欲求や欲望、利益の事しか考えず、プライドと悪意に基づいて動いている思っていたからであり、こうして何の得にもならない自分の桜空への考えや想いについて疑問を持ち、その事を聞いてくるとは考えてもいなかった。
狼谷
「だが、お前が自分だけじゃなくて他人に興味を持つのは素直に嬉しい事だ。そうだな……アイツには俺には無いものがあるから……かな?」
狼谷は少し恥ずかしそうに笑いながら、自分が桜空のために危険を冒してまで八咫烏からの情報を流したり、今もこうして救出作戦を立案したのも、桜空には自分には無いモノを持っているからだと応える。