>>457
鴉狼
「……なあ、お前は何を目的に戦っている?」
《ヒュオッ》
大人と子供……それも中距離から遠距離での戦闘を得意としているため、鴉狼自身は近接戦闘の経験がそう多くはないものの、それでも純粋な筋力や体格差から来る戦闘力の差が大きく、鴉狼は桜空の繰り出した拳が直撃してもそう大きなダメージを受けていない……
明らかな力の差がありながら……その気になれば自分だけは空間移動で直ぐにでも逃げ出せるにも関わらず、それをせずに素手で挑みかかって来る桜空を見て、単純な私欲や野心では無い別の理想や目的を持っているのではないかと思い、何のために戦っているのかと問いかける。
問いかけの最中でも攻撃の手は緩めておらず、桜空の一撃を受けてからも、反撃として桜空の腹部に向けて拳を振り下ろし、打撃を加えようとする。
桜空「っぅぐ・・・・・っ・・・・・!」
(桜空は拳を腹部へもろに受けると、あまりの激痛に両手で腹部を押さえる・・・・・
そして、激痛に耐えながらも「そんなもん・・・・・生きる為に決まってんだろ・・・・・」と、単純な答えを相手に返す・・・・・
立場上、命を狙われることが多いからか、生きる為には戦わなければならない、それが桜空の運命なのだ・・・・・)
>>458