桜空《・・・・・せんせぇ・・・・・俺・・・・・平和にできるかな・・・・・》
(意識が落ちてゆく中、桜空の脳裏に先生の過去の言葉が、桜空の未来への目標として蘇る・・・・・
誰かに言うことはない、だが、桜空の目標はこの時ある程度決まった・・・・・
平和な世界だ、悪人にはちゃんと救いの手が差し伸べられるような、そんな叶うはずもない理想郷・・・・・)
>>464
桜空「・・・・・」
(桜空の意識はもう既になく、桜空からも交戦の意思は消えていた・・・・・
まだ子供ながらにして、ここまで戦い、そして自分の意思を攻撃を受けながらもしっかりと伝えたという点で、何としてでも生き延びたい、仲間を守りたかったというのは伝わっただろう)
>>465
鴉狼
「面白い奴だな。コイツは将来大物になりそうだ……
……コイツになら賭けてもいいかもな……」
桜空の中にはまだ葛藤があるものの、それでも彼の勇気と度胸を認めた鴉狼は彼に協力をする事を決めた。
鴉狼はこれまで従ってきた八咫烏としての使命や支配と決別するため、桜空に世界の変革を託す事を決めると、鴉狼が襲撃した事で散らばった紙とペンを拾い上げ、『一週間後の午後四時にこの場所に一人でいてくれ。そこでお前に話がある』と書き上げると、それを意識を失った桜空の胸ポケットの中に忍ばせると、破壊した屋根の穴から風に乗って何処へともなく去って行く……
そして、この時をきっかけに不定期に鴉狼(狼谷)が桜空の元に訪れ、八咫烏の情報を教えることで八咫烏の動きをいち早く察知して待避する事が出来るようになっていた。
そして……今に至る。