>>桜空
毒鴉
「それじゃ……楽しい楽しい拷問の始まりだッ!!」
《ヒュッ》
毒鴉は両手を椅子の後ろで結束バンドで止められ、両足も椅子の脚にてバンドで固定されているため、体を揺するぐらいの事しか出来ず、まともに反撃が出来ない状態の桜空に向けて毒鴉は無慈悲に毒刀を勢いよく振り下ろし、桜空の右肩を切り裂こうとする。
桜空「・・・っ・・・!!!ぐあああああぁあああああああああぁぁぁぁぁっ!!!!!」
(桜空は、右肩に走る激痛に獣の雄叫びのような悲鳴を上げる・・・・・
今まで生きてきた中で経験する痛みの中でも、一、二を争うほどの言葉では表し難い地獄にも等しい苦痛・・・・・
叫び声が上げられるだけまだマシなのかもしれない・・・・・)
紀「あのリーダーの肩書きだけの人間にお宝と言えるほどの価値があるかどうかはわかりませんがねぇ・・・・・」
(中川の言葉に対して、桜空にお宝と比喩表現でも言えるほどの価値があるとは思えないとは言うものの、今の紀は明確なことを伝えられずにここまで呼ばれたことに対する怒りからか、八咫烏を徹底的に追い詰める意気込みはあるらしく、早く暴れ倒したいという感情が伝わってくる気迫である・・・・・)
>>474