>>49
氷華
「私達が裁くべきは法で裁けぬ悪。
無差別な殺戮は私達の役割じゃない、話し合いが通じるのならそれによって解決するべきよ。」
暴走集団に向けて放った氷柱はいずれも殺傷力は低く、直撃してもせいぜい痣が出来るぐらいで、その傷跡や痛みも瞬時に肉体を凍らせて動きを止めるため、殆ど感じない。
やろうと思えば、氷華は商店街に向かう道もろとも暴走集団を氷付けにして破壊する事も出来たのだが、それは氷華の正義とは異なるものだ。
相手が裁くべき悪であるかどうかについての判断が完全に付くまで、無意味な殺戮はするなと釘を刺すように言う。