>>570
水鴉
「…………!!?
おいおいおいおい……アイツ……こんなところでこんなもんを出すなよ……!!」
《ガラガラガラガラガラ……》
紀を溺死させるようとしていた水鴉の近く轟音と共に巨大蜈蚣の尾が現れ、咄嗟に避けた水鴉の背後にあった中川が作った壁を一撃で叩き割り破壊してしまう……
蟲鴉が残した巨大な蝗が鉄球の残骸もろとも一瞬にして叩き潰され、蜈蚣に反撃しようと、四匹の鉄喰い蟲が巨大蜈蚣の無数の脚に噛み付くものの、傷一つ付けることが出来ずに踏み潰される。
敵味方関係なしで暴れ回る巨大蜈蚣は水鴉にとってもあまり有難い存在では無く、明らかに苛立ちを感じている。