>>61
「YESって言ったのは、そのバルーンのことだよ...『私服刑事』」
「そん中にはMY お消しゴムが入ってる...大量に!!!!」
何かに期待するようにそういった瞬間、バルーンは複数の氷塊をまき散らして破裂する。
「その氷、冷却能力を強化した...MY THINGと融合したことによって必然的にその氷はMY THINGになった...」
「中に詰め込んだ消しゴムを...ひとつ残らず爆発させるために...」
氷塊で崩壊していく商店街、血の海に消え去る逃げ遅れた人々...この場所はもはや「地獄」といって差し支えなかった。
その様子を見てもなお、テンションを一切変えずに女性に語り掛ける。
「はっきり言いなWOMAN、警察だろぅ????名前を知らない...それにその攻撃が正義だとは片腹痛い!-3.33点!!」
そういうと、再び自転車を担ぎこんで構え、女性へ近づいていく。周りの瓦礫から舞う『炎の海』は夜の闇を照らしていた。