紀「無差別攻撃、ですか・・・・・ナメないでもらいたい、私が幼少期過ごしたところなんて、こんな四方八方周囲への無差別な攻撃なんて当たり前、は日常茶飯事だった・・・・・」
(紀は幼少期、毎日が常に死と隣り合わせのスラム街、それも周りは砂埃で覆われることもあれば、銃を片手にうろつく大人がいることも珍しくない場所で孤独に育った・・・・・
霧の中でもある程度対処ができていたのは、幼少期に過ごした場所での経験が活きている証拠なのだろう・・・・・
常人ならばまず確実に避けることはありえない量の攻撃を、ひょいひょい避けてゆく・・・・・
「元戦争孤児を、ナメないでいただきたい・・・・・」)
>>774
《ガッ》
霞鴉
『遅いなぁ、判断も反撃も……
チャンスがあるのなら直ぐに攻撃しないと、こうして攻撃チャンスも潰されちゃうよ?』
紀は羽根弾と枝槍による無差別攻撃を避ける事が出来ていたものの、
反撃のためではなく、回避に専念してしまった娘とが仇となり、紀の背後に部分的に具現化された霞鴉の手が紀の襟を掴んで羽根弾や枝槍の方向へと強引に引き寄せる事で
その動きを封じ、そのまま羽根弾と枝槍による無差別な攻撃を紀に当てようとする…