紀「わざわざそちらから来て下さるとは、ありがたい・・・・・」
ジー・・・・・
スウウゥゥゥッ・・・・・
(襟を掴まれた紀の首には、服で隠れていたものの何やら監視カメラのようなものが付いたベルトのようなものが巻かれており、次の瞬間、紀に向かっていた攻撃がいきなり現れた謎のゲートのようなものに入っては、もう一つ出現したゲートのようなものから出てきて、来た方向をスピードを維持したままそのまま戻り始める・・・・・
「貴方が霧になれるのであれば、私達もそれ相応の対処をさせてもらいます・・・・・私達のリーダーは、もうあなた達をロックオンしました・・・・・」)
>>776
霞鴉
『へぇ……その対策がどこまで通じるのか試してみなよ。』
枝槍と羽根弾の二つを空間転移によって返された事で事実上無効化されると、掴んでいた紀の襟から手を話し、掴んでいた霞鴉の左手が再び霧散する。
また、一度や二度返しただけでは濃霧に紛れた相手には当たらず、再度左右から羽根弾と枝槍が迫って来る……
この場にいる二体の鴉も少しずつ視力が回復して来たのか、命中精度も再び上がり始めており、幾らか閃光に対する対策も取って来てしまうだろう。