桜空「それは俺だって同じだ・・・・・!!!!!」
スゥッ・・・・・!
(桜空は再びゲートを出現させ、転送先を真上にすることで自分に攻撃が当たるのを阻止する・・・・・
が、やはり防御に使用している辺り、桜空自身も自分の能力では相手を倒すことは出来ないと薄々察知しているようにも見える・・・・・)
>>807
紀「あなたもしつこい人ですね・・・・・」
(もう力がほとんど残っていない紀は、精神的にもかなり追い詰められており疲れ切った笑みを浮かべては霧鴉のことをしつこい人だと評価する・・・・・
相手のまだまだ余裕と言わんばかりの表情に怒りが湧いてくる・・・・・)
>>808
【桜空vs翼腕の鴉】
翼腕の鴉
「ハハハッ!それじゃあ……この距離ならどうだ!!」
《ググググ……》
ゲートによって大きく広げた翼から放つ羽根弾を全て頭上へ転移させられると、広げた翼を盾にして防ぎつつ、桜空の両足を食い込む鴉の両足に力を強め、そのまま桜空の両足の筋肉をも握り潰そうとする……
羽根弾を防ぐことは出来ても、既に接触している箇所からの攻撃には対応のしようが無いだろう……
だが、鴉の方も無傷では無く、翼で防ぎきれなかった羽根弾によって鴉自身もダメージを受けており、身体中に裂傷が出来ている。
【紀vs霞鴉】
霞鴉
「言っただろう?ボクは勝ち続けるためには手段を選ばないと……」
《スッ》
【霧幻爪(ファントムクロウ)】
霞鴉は周囲の濃霧に溶けるようにしてその姿を消した次の瞬間、紀の右後ろに現れ、殴り付ける勢いに乗せて紀の首を切り裂こうと襲い掛かる。
体の霧化と実体化を瞬時に繰り返す事で瞬間移動するようにして相手の近くへ移動し、相手の死角から斬撃を繰り返す……
手負いの紀を相手にこれだけの手段を用いることから、霞鴉には正攻法で戦いをするつもりは毛頭無いのだとわかる。