桜空「くっ・・・・・!」
ズブッ・・・・・!
(桜空は自分の右腕を喉元の防御の為に突き出して敢えてナイフを刺させることで防衛する・・・・・
「いいぜぇ・・・・・!そんなに逃がしたくないなら、仲良く一緒に餌食になろうや・・・・・!」
転送先、あまり人も通らない夜道に出ると、落ちてゆく二人を待つのは、電線だった・・・・・)
>>849
霞鴉
「……!!!
これは少しばかり分が悪い……ここは撤退させてもらおうかな?」
繰り出したナイフの刃によって桜空の右腕を切り裂くものの、そこから更に追撃するためには。眼前の脅威である電線に対応しなければならない事や、このまま行けば両足だけでなく右腕にまで重篤なダメージを負った桜空であればその電線だけでも充分に自滅させられると考える。
直ぐにナイフを引き抜き、再び霧化して逃れようとする。
だが、他者に触れている状態では霧化が使えないのか、直ぐには霧にならず、先ずは離れようとしている。