>>850
霞鴉
「……!!!
これは少しばかり分が悪い……ここは撤退させてもらおうかな?」
繰り出したナイフの刃によって桜空の右腕を切り裂くものの、そこから更に追撃するためには。眼前の脅威である電線に対応しなければならない事や、このまま行けば両足だけでなく右腕にまで重篤なダメージを負った桜空であればその電線だけでも充分に自滅させられると考える。
直ぐにナイフを引き抜き、再び霧化して逃れようとする。
だが、他者に触れている状態では霧化が使えないのか、直ぐには霧にならず、先ずは離れようとしている。
桜空「大丈夫だ、俺もお前も、この程度で死にはしねぇだろっ・・・・・!」
ぐっ・・・・・!
(桜空は相手の体に抱きつくようにして逃がさないように力を強める・・・・・
とても手負いの状態とは思えないほどに力が強い、よく聞く「火事場の馬鹿力」というやつか・・・・・
自分も電線の餌食になってでも、相手を倒す気でいる・・・・・)
>>851