悠矢「でもさ、あっちだってかなり痛手を負ったはずだ、霞鴉はともかく、戦いで追い詰められてダメージを負う天才と、ダメージを一切負わない天才とじゃあ出来が違う・・・・・」
(あの霞鴉がボロボロになったことから、少なくとも凡才ではないことは確かであり、常人と比べれば天才の域に達して入るだろうと推測するものの、戦いでダメージを負うか負わないかでは同じ天才でもそもそもの出来が違うと話すと
「ま、こっちは氷華ちゃんがいるし、相手がどんな卑怯な手を使ってきても勝てるでしょ」
と、もう勝利した気でいる・・・・・)
>>869
氷華
「何があったにせよ……油断はしない、慢心もしない。」
《パキンッ》
氷華は目を閉じて八咫烏の最高戦力の一人であり、無敵を誇る霞鴉が満身創痍となって敗れた以上、自分はもう油断も慢心もしないと宣言すると、氷華の放つ冷気に耐えられなくなったりグラスが音を立てて砕ける。("割れる"ではない)
氷華
「一度"地獄"を作り出してしまえばもう誰にも止められない。
地獄の完成までは……一切手を抜かずに徹底的に潰す。」
氷華は椅子からゆっくりと立ち上がり、右手に付け凍ったグラスの破片を握り潰して粉雪のようにすると、室内であるにも関わらず、極寒の氷原のような肌を刺す程の冷気を放ちつつ、氷のように冷たく鋭い瞳で悠矢を見て、命令を下す。
氷華
「貴方も準備しなさい。そろそろ……地獄を創りに行くわよ。」
人の心を捨てれば捨てるほどに強くなるのが氷華の異能の特徴であるのなら……もはや人の域を超えた氷華は名実ともに正義を語る怪物、人外へと変貌してしまったのだろう。
終焉の時が刻一刻と近付いて来ている……