>>896
氷華
「貴方にはその一念すら持っていないのでしょう?」
《ゴオッ》
横凪ぎの斬撃を避けるにはしゃがむしか無い。
そのため、しゃがんで避けた事で回避力が低下したタイミングに丁度合わせるようにして鋭い蹴りを放ち、桜空を蹴り飛ばそうとする。
【回想】
劔鴉
「お前にしか頼めない……
金鵄を……いや、氷華を……救ってやって欲しい……」
警視庁の屋上にて繰り広げられた壮絶な死闘の末、腹部を突き刺された劔鴉が最後に自分がサブウェポンとして使っていた刀を、自分では叶えることの出来なかった願いと共に桜空へ託していた……
そのため、桜空の腰にも一振の刀がある。
その刀はかなり精巧に鍛え抜かれた業物であり、勢い良くぶつければ氷華が操る氷をも砕くことが出来るだろう。
桜空「くっ・・・・・!」
ガッ!!!!!
(桜空は決死の覚悟で刀を抜き、氷華の蹴りを刀の刃の逆の部分を構えることで防御することに成功する・・・・・
が、やはり百戦錬磨の八咫烏の長、蹴りだけでも刀が折れるのではないかと思えるほどに強い衝撃が刀を伝って体へと駆け巡ってゆく・・・・・)
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