桜空「・・・・・その理想論や綺麗事を少しでも実現しようとしない卑怯者がよく言えたな・・・・・」
(桜空は静かな怒りを表情に出し始める・・・・・
理想の為ならどれだけの犠牲を払っても構わないという相手の考え方は、極めて自分勝手であり、そしてお世辞にも正義とは言えない、ただの自己満足な大量虐殺でしかない・・・・・)
>>914
氷華
「……そう、どうやら貴方は私の記憶にある貴方とは違うようになってしまったようね……私は以前もそう問われた時に返したでしょう?」
昔から氷華は自分の理想や正義を貫くためなら、どれだけ不利になろうとも挑み続け、一度掲げた目標は必ず叶えて来た……
そして、桜空の今の発言を聞いて、過去の姿や、それに憧れていて自分と一緒にヒーローになろうと言っていた頃の桜空とは別物になった事に失望が隠せなくなると同時に、
どれだけの挫折を味わったのか、どれだけ多くに裏切られたのか、どれだけ多くの友を失ったのか……それを桜空は感じ取ることが出来なかった。
氷華
「いいわ、完全に貴方はただのつまらない悪党に成り下がったのだと認識する事にする。」
氷蓮壁によって刀を防ぐだけでなく、そこから更に氷の花弁から無数の氷の棘を伸ばして桜空の体を貫こうとしてみる。