>>935
氷華
「私がやらなければ誰もやらない……
それどころか世界は新たなる惨劇と悲劇を生み出すだけ。」
氷華は自分の周囲3mを除いた周辺一帯に氷刃の雨を振らせ続けながら、桜空のいる方向へ手にした氷剣を向け、桜空の足元の薄氷から無数の氷柱を生やして急襲しようとする。
氷華は桜空の異力使用による呼吸の頻度、手足の微細な筋肉の動き、視線の移動、雰囲気の微細な変化を完全に掴んだ事で桜空による奇襲や不意討ちについての見切りと予測を完了してしまう……もう氷華に異能を用いて攻撃を当てることは出来ないだろう。
【氷華による能力見切り完了】
桜空「どこまでも自分勝手な奴だ、正義と自分勝手の区別がつかないらしい・・・・・」
タンッ・・・・・!
(桜空は氷柱を生やしてくるだろうと先に予想し、地面を蹴って全速力で走りそのままゲートで移動を開始する・・・・・
氷華がこちらの動きを見切った以上、こちらは先読みして今まで以上にギリギリの回避を常にするしかなく、身体能力と瞬発力が必要となってくる・・・・・)
>>936