『・・・・・私、馬鹿だからどうするのが一番いいかなんてわからないけど・・・・・でも・・・・・氷華がこれからやり直す手伝いはしたい・・・・・』
(夕渚本人が言うように、夕渚は本当に馬鹿だ・・・・・
ここまでのことをしておいて、やり直すことなんてどう考えても出来っこない・・・・・
もう後戻りできない以上、氷華が計画しているように、一度完全な地獄を作り出してから氷華自身が命を絶つことで元通りとはいかずとも事態は終息する・・・・・
それでも尚、氷華が親友として心を開いた夕渚だからこそ、説得しようとする・・・・・)
>>966
氷華
「……………。」
自分と一緒にやり直してくれると言う夕渚の言葉を聞いて、何も言葉を返すことが出来ず、少しの沈黙をもって応えると、静かにスマホの通話を切る。
何も言葉を返さずにいたため、その本心はわからないものの、夕渚の言葉で氷華の心に張り詰めていた氷が微かに溶けたのか、氷華が迎撃用に展開していた巨大な氷柱が崩れ始め、桜空の頭上に浮かばせていた氷の棘珠もその硬度を大きく落ち、破壊が容易なものとなる。
これで多少なりとも氷華の力が落ちたものの、それでも依然として世界最強クラスである事に変わりはない無い。