桜空「未来の為なら今ある罪の無い命を奪っていいのかよ!!!!!」
ブォンッ・・・・・!!!!!
(桜空は敢えて予備動作がわかりやすい攻撃を仕掛けると見せかけて氷華を誘導し、自分の目の前にゲートを展開し、転送先を氷華の背後、つまり背中に氷華自身の攻撃が直撃するようにする・・・・・
氷華がとことん能力を用いた攻撃を仕掛けてくるのならば、桜空はそれに対応した頭脳戦、といったところだろうか・・・・・)
>>995
氷華
「………………。」
《バッ》
先程、桜空が異能を発動させるタイミングや動作の癖等を見抜いていた事もあり、氷を纏った拳が自分の背後に当たる寸前で拳を止める事が出来る。
氷華は桜空の未来のために今を生きる命を奪ってもいいのかと言う問いかけに対して明確な答えを出すことが出来ず、ゲートから手を引き抜くと同時に後方へとバク転するようにして飛び退き、右手を地面に着地させると、そのまま地中の水分を瞬間凍結させて氷柱とし、地面に倒れた桜空の体を下から貫こうとする。
理不尽な現実に対する怒りは二人の共通点ではあるのだが、その途が交わることは無いのかもしれない……