>>109
氷華
「……それが杞憂に終われば良いのだけど……そうも行かなそうね。」
仮死状態から目が覚めたばかりの氷華も不吉な予感を感じており、部屋の壁に貼られた『刑務所襲撃事件』の記事が目に止まると、疑惑が確信に変わる。
氷華
「……どうやら、今何が起きているのか把握しておく必要がありそうね。私が眠っている間の記事や情報をどんなものでも良いから集めて見せてくれる?無数にある情報の山から必要な情報を取り出すことは得意だから、必ず有益な情報を提唱することを約束するわ。」
通常、仮死状態から目覚めたばかりの人間は身体だけでなく、脳も衰えているにも関わらず氷華は即座に情報を脳に叩き込むことで脳の回転を無理矢理戻すと同時に情報収集を完了させようとしている。
常人であれば門司を読むのも苦労するのだが、そこでも氷華の化物らしさが垣間見える。
桜空「別にそれは構わないが・・・・・自分で言っていることが分かっているのか?お前は本来まだ治療が必要な身なんだぞ?」
(桜空自身はそれは構わないが、今の氷華はまだ時間をかけて治療を行う必要がある状態であり、しかも目覚めたばかりでそれができるのかという疑問が脳裏をよぎる・・・・・
桜空からすれば実の姉ということもあり、あまり負担をかけるのは控えたいという気持ちもある・・・・・)
>>110