>>111
氷華
「あまり力は入らないけど、手は動くし、目は見えている、それに何より思考する事が出来るのなら、一分一秒も勿体無いわ、遅れた分を今取り戻さないと。」
決して慢心や油断をしない、どんな状況になっているのかを少しでも把握したいと応える。氷華は自分が眠っている間に世界がどう変わったのか、自分はどう立ち回ることが出来るのかをいち早く把握したいと考えている。
金鵄だった頃も、こうして情報を集め、常に相手の位置や居場所を掴み、相手の状況や異能を把握し、先を読んで行動をして来たのだろう。
異能はまともに使えず、体が満足に動けないのならば、せめて頭脳だけでも元に戻し、活用したいと考える辺り、氷華の自分のダメージや負担を無視して理想に向かおうとする危うさが垣間見えてしまう。
桜空「・・・・・あまり無理はし過ぎるなよ」
ドサッ・・・・・
(桜空は、とりあえず今出せる資料であるプリントを50枚ほど氷華の目の前に出す・・・・・
一見少ないようにも見えるが、今出せる全ての分だけでこれだけあるということになる・・・・・)
>>112