桜空「・・・・・世界は嫌になるほど非情だよ、お前が言うようにな・・・・・」
(何もこの世界と、世界に蔓延る悪人を憎んでいたのは氷華だけではない・・・・・
桜空ももしかしたら、氷華のように世界を一度リセットしようと思想を抱くほどになっていたかもしれない・・・・・
だが、まさに救世主と言える人物に出会えることもある・・・・・)
桜空「・・・・・でも、こんな世界にも希望を抱くことくらい、たまにはしてみてもいいかもしれないぞ・・・・・?」
>>144
氷華
「……希望、ね。それを持ってどうなる?
甘い理想を見て、辛い現実から目を背け続けろとでも言うの?」
指先で持った氷のナイフを自分の心臓の近く、胸元に当てて、桜空が少し押し込めばそのまま心臓を貫けるような状態にしつつ、自分は夢や希望は抱かないと応える。
桜空が薫に救われように、桜空もまた氷華を救うことが出来るのか……