>>145
氷華
「……希望、ね。それを持ってどうなる?
甘い理想を見て、辛い現実から目を背け続けろとでも言うの?」
指先で持った氷のナイフを自分の心臓の近く、胸元に当てて、桜空が少し押し込めばそのまま心臓を貫けるような状態にしつつ、自分は夢や希望は抱かないと応える。
桜空が薫に救われように、桜空もまた氷華を救うことが出来るのか……
桜空「何もそうは言わねぇよ、ただな・・・・・何も世界は悪いことばかりじゃねぇってことだ・・・・・」
(氷よナイフを持った氷華の腕を掴み、そのままナイフを取り上げる・・・・・
「人間なんてちょっとした何かがあれば心に変化ができるもんだ・・・・・心当たりがあるだろう?」
桜空は遠回しに夕渚のことを話題に挙げる、もし夕渚の存在がなければ、氷華はもっと酷いことになっていただろうと・・・・・)
>>146