桜空「っ・・・・・!!!!!」
(まともに抵抗することすら許されないまま、無慈悲な氷柱の大雨の中に、再び桜空の姿が消えてゆく・・・・・
桜空の体力が徐々に低下してく一方な中、氷華はまだまだ余裕で戦える状態であり、圧倒的な力の差は寧ろ開いていっていると言っても過言ではない・・・・・)
>>17
氷華
「……貴方はどうして私の前に現れたの?」
《パキパキパキパキパキ…》
一度桜空が八咫烏の拠点の一つから脱出した後……いや、こうした戦闘の中でも彼の異能を使えば簡単にこの場から逃げられたにも関わらず、劔鴉を倒し、自分の前に現れた彼の行動に対してそう呟く。
氷華は自分の周囲に再度多数の氷柱を形成しながらも、脳裏では先程からの桜空の言葉が何度も蘇っている。