桜空「くっ・・・・・ぅ・・・・・!」
(なんとか死は免れたものの、氷柱の雨によって左腕を半分ほど失った状態で、仰向けになっている・・・・・
腕から全身へと走る激痛に表情を歪める・・・・・
実の姉でありながら、弟がこんなに必死で逃げもしないで今もここにいることが本当にわからないのかという悲しみと複雑な感情までもが表情に入り交じる・・・・・)
>>19
氷華
「返答は無し……か。」
【氷蓮六華・千貫氷槍 頞部陀】
《ドドドドドドドドド…》
展開した無数の氷柱を桜空が横へ飛び退くことも予想した上で、桜空とその周囲に向けて千本もの氷柱の雨を集中砲火していく……
もはや氷柱に慈悲は見られず、徹底的に桜空を始末しようと猛攻を繰り広げており、左腕を失った状態でも、幸いにも周囲の気温が極低温である事から殆ど出血はせずに、傷口も直ぐに凍り付いて自然と止血が出来ている。