桜空「ほざけ、この歳にもなって姉がどうのこうのなんてガキかってんだよ」
(特に執着はない、あのまま死なれては後味が悪いし、先生からの教えを守るために治療して面倒を見ていただけだ、今更元いた場所に帰るからといって引き止める理由もない・・・・・)
>>215、216
>>217
氷華
「ええ、そうね……私達も在るべき場所へ帰りましょう。」
互いに命を削り合って戦った桜空と死闘の中で彼の中の感情を知り、それを知ってから異能が弱体化して倒された事から、桜空も自分への姉弟の情があったのだと思っていたものの、彼の口からはさほど自分への興味も関心も無かったのだとわかる。
傷心する事は無かったものの、自分の心を傷付けてその痛みによって目の前の事象から目を逸らすと言うことを出来なくなっていた氷華の弟への考えは落胆となる。
自分は弟に力を貸して事態の終息をしようと言っていたものの、その落胆の大きさから止め、湊が車椅子を押すままに進んでいく。
その進む先は再び決別する道となるのか…