桜空「はぁっ・・・・・はぁっ・・・・・馬鹿・・・・・言ってんじゃねぇよ・・・・・こっちはもうとっくに限界超えてんだ・・・・・」
(もはや虫の息と言っても過言ではない状態であり、それでも尚ゲート展開を維持し続ける・・・・・
桜空自身、何故今もこうしてゲートを展開できているのかがわかっておらず、もはや生きたいという執念に突き動かされているのかもしれない・・・・・
薫先生の生きていれば必ずいいことがあるという教えが、桜空を動かしている・・・・・)
>>23
氷華
「……これだけ気温が低下した今なら触れずとも貴方を凍らせることも出来るでしょうね……」
《スッ》
《パキパキパキパキ…》
氷華は氷柱の雨を降らせながら、地上にいる桜空に向けて右手を翳す…
すると、これまでは直接触れなければ凍らせることが出来なかったのだが、周囲の気温が氷点下(0度以下)にまで下がった事で触れなくとも対象を凍り付かせられるようになっている……
ゲートを使えば、桜空の持つ異能封じの弾丸を当てられるかもしれないが……氷華は警戒や注意を緩めてはおらず、失敗すれば二度と弾丸を当てることは出来ないだろう。
チャンスは一度だけ、しかもそのチャンスも確実である訳ではないため、いかにして自分が氷像にされる前に当てるかが鍵となっている。