さすがです
( 端末画面を一瞥すると、軽く唇に手を添えて首を傾げる仕草をして。分からないことが、多いかも。広がる吸血鬼の資料を見つめては思案し )
私達の資料であれば、外の惨状も1人が拐われた可能性も納得できますが…ここにあるのは吸血鬼の資料だけ。それに無傷のまま残っています
( もしかしたら、今度こそ仲良くなれる吸血鬼かもしれない。拐ったのも、この情報を教えるためかも。ぽわぽわ、遂に出会えるかもしれない求めていた人達の可能性に瞳は輝いてしまう。でも、目の前の彼女はそれを許さない。それは、よく知ってるから )
ここはこの後来る方にお任せして、私は敵地に向かおうと思うのですが
>>104 ソーニャさん
ソーニャ
「……ええ、わかったわ。
私はここで他に有益な情報が無いかを探っておくことにするわ。」
男に比べて腕力の劣る女であると同時にまだ20にもなっていないにも関わらず、君臨している存在であるだけでなく、吸血鬼との共存を望む相手とは正反対の思考を持っている……
吸血鬼を仕留めるためだけにありとあらゆる手段や方法を取り、そのための犠牲は厭わないという、吸血鬼を殲滅するためだけに生まれたような存在であるソーニャは微笑みを浮かべながらも、氷のように冷たい眼をしたまま応える。